交換一回の総費用で比べる
部品の比較表は、たいてい単価の欄で終わっています。実際の費用には、交換にかかる作業時間、そのあいだ機器が止まっている時間、必要な工具や再調整が含まれます。拠点が百を超えると、この差は単価の差を簡単に上回ります。表に一列足すだけで見えることなのに、その一列がないまま決まっていくことが多いのです。
稼働率は工場で決まる
端末が停止している時間は、一般に考えられているほど技術者の速さには左右されず、機器がどう作られているかに大きく左右されます。拠点の実際の取引量に見合った排出ユニット、保護されたカードリーダー、機器を半分解体せずにモジュールを開閉・交換できる前面構造は、いずれも一回ごとの作業時間を短くします。これらは最初の故障が起きる何年も前、設計段階で決まっています。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「利用の多い拠点で先に摩耗する」です。
自社に不利な数字も載せる
比較資料を作るとき、都合の悪い項目を落とせば見栄えはよくなります。ただ、そうやって選ばれた部品は、現場で必ず期待とのずれを生みます。そのずれは次の調達で思い出されます。長く取引するつもりなら、不利な数字も同じ様式で載せておいたほうが、結局は安く済みます。